はじめに|持続化補助金とは?
小規模事業者が販路開拓や業務効率化に使える国の補助金。
「小規模事業者持続化補助金」は、商工会議所や商工会を通じて申請する補助金制度です。
主に販促活動や業務効率化に関する費用を補助してくれる制度で、個人経営の飲食店も多数活用しています。
飲食店も活用可能! 新メニューのPRや予約システム導入などに最適です。
2025年版の主なポイント
2025年度も、以下のような目的に対して活用が可能です。
活用例 | 内容 |
---|---|
チラシ・HP作成 | 新メニューやテイクアウト対応の告知に |
IT導入 | 予約システム、モバイルオーダー導入など |
店舗改装 | テイクアウト窓口や換気強化の工事など |
商品開発 | 冷凍・通販用商品のパッケージ制作など |
✔ 最大補助額:最大200万円(枠によって変動)
✔ 補助率:2/3(インボイス未登録の場合は1/2に制限あり)
➤ 最新の概要は[IT導入補助金2025活用ガイド]をご参照ください。
※経済産業省 中小企業庁
申請スケジュール(2025年5月現在)
現在は「第15回」公募が予定されています。
以下のようなスケジュール感で進みます。
- 公募開始:2025年4月頃~
- 締切予定:2025年7月頃
- 採択発表:締切から約1~2か月後
- 補助事業の実施:交付決定後から約6か月以内
スケジュールは変更される場合があります。
最新情報は【日本商工会議所公式サイト】をご確認ください。
✔ 日本商工会議所公式サイト|小規模事業者持続化補助金<一般型>
対象となる経費例(飲食店向け)
- チラシ・パンフレット印刷費
- ホームページ作成費
- POSレジや予約システム導入費
- SNS広告費用
- 外注による商品撮影費・デザイン費
- 店舗の間仕切りや換気工事 など
申請の流れ(初心者でも安心)
- 実績報告・補助金の請求
- 商工会議所・商工会へ相談
- 申請に必要な様式や支援が受けられます。
- 事業計画書の作成
- 何に使うのか、どのような効果があるのかを記載。
- 申請書を提出(電子または郵送)
- 採択後、補助事業を実施
成功のポイント
- ただの「買い物」ではなく、「売上UP」につながる目的を明確に
- 数字を使って効果予測(来店数UP、予約数UPなど)
- 商工会議所の支援をしっかり受ける
「まだ間に合う」と思っていても、締切前は申請が集中し、対応が遅れる可能性があります。
余裕をもって準備・相談を進めることが採択への第一歩です。
✔ 日本商工会議所公式サイト|小規模事業者持続化補助金<一般型>
【FAQ】よくある質問
Q1. 補助金はどれくらいの金額まで出ますか?
A. 最大で200万円まで補助されます(通常枠は50万円〜100万円程度)。補助率は2/3が基本ですが、事業内容やインボイス登録の有無によって変動します。
Q2. どんな販促に使えますか?
A. チラシ作成、SNS広告、ホームページ制作、デジタルメニュー表導入など、売上アップにつながる取り組みに広く使えます。
Q3. パソコンやレジの購入にも使えますか?
A. はい、POSレジや業務用パソコンの導入なども対象になるケースがあります。ただし、業務改善や販路拡大の目的が必要です。
Q4. 補助金はいつもらえるの?
A. 採択後に「交付決定通知」が届き、その後に実施・支払いをして、報告後に補助金が振り込まれます。先に使ったお金が戻ってくる仕組みです。
Q5. 申請が初めてで不安です。サポートはありますか?
A. はい。商工会議所や商工会が申請支援を行っています。まずは地域の商工会に相談しましょう。サポート付きで安心です。
まとめ|
- 補助金対象ツールは登録制
- 課題別に最適なツールを選定
- 将来の店舗成長を見越した投資を意識
関連リンク|補助金制度ごとの詳細記事
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