はじめに|
2025年版の【セキュリティ対策推進枠(IT導入補助金)】では、飲食店でも活用できるPOSレジ・予約管理システム・ウイルス対策などが対象に。この記事では、導入できるツールの具体例や、申請のポイントをわかりやすく解説します。
目次
セキュリティ補助金(IT導入補助金2025「セキュリティ対策推進枠」)とは?
IT導入補助金の「セキュリティ対策推進枠」は、中小企業や個人事業者のサイバーセキュリティ対策を支援する制度です。2025年版では、飲食店や小売店でも該当する以下のようなツールが補助対象に含まれています。
➤ 最新の概要は[IT導入補助金2025活用ガイド]をご参照ください。
※経済産業省 中小企業庁
飲食店が活用できる対象ツール例
POSレジ・セルフオーダーシステム
- 顧客データを安全に管理できるクラウドPOS
- 会計情報の暗号化や不正アクセス対策機能付き
- 例:スマレジ、ユビレジ、Airレジ+セキュリティオプション
予約管理・顧客管理システム
- 個人情報を保護するセキュリティ設計
- SSL・2段階認証などに対応
- 例:トレタ、ぐるなび予約Proなど
ウイルス対策ソフト・EDR・UTM
- 店舗PCやタブレットの保護
- 標的型攻撃・ランサムウェア対策
- 例:ウイルスバスター、FortiGate、ESETなど
対象となる経費例(飲食店向け)
- チラシ・パンフレット印刷費
- ホームページ作成費
- POSレジや予約システム導入費
- SNS広告費用
- 外注による商品撮影費・デザイン費
- 店舗の間仕切りや換気工事 など
2025年版での主な変更点
項目 | 内容 |
---|---|
補助率 | 最大1/2(小規模事業者向け) |
補助上限 | 最大100万円程度 |
必須要件 | 登録ITベンダーによる導入支援が必要 |
受付期間 | 2025年5月〜12月まで複数回(予定) |
⚠️
注意!
対象ツールは「IT導入支援事業者」経由で申請したもののみ。個別購入や代理店以外のルートは対象外になる場合があります。
対象ツールは「IT導入支援事業者」経由で申請したもののみ。個別購入や代理店以外のルートは対象外になる場合があります。
➤ 最新の概要は[IT導入補助金2025活用ガイド]をご参照ください。
申請のステップと注意点
- IT導入支援事業者を探す
→ 登録されているベンダーに相談するのが第一歩。 - 補助金対象ツールを選定
→ POSやセキュリティソフトは事前登録済のものから。 - 事業計画書・申請書を作成
→ ITベンダーと共同で作成。セキュリティ対策の必要性を明記する。 - 電子申請(gBizID使用)
→ 発行に数週間かかるため早めの取得が必須。
こんな飲食店におすすめ!
- キャッシュレス対応を強化したい
- 顧客情報の漏洩リスクに不安がある
- サイバーセキュリティ対策を義務化されたチェーン
【FAQ】よくある質問
Q1.POSレジだけを導入する場合も対象になりますか?
A. はい、セキュリティ機能を含んだPOSレジであれば対象となります。ITベンダーを通して申請が必要です。
Q2. ウイルス対策ソフトの更新費用も補助されますか?
A. 新規導入時の初年度費用が対象になります。更新費用のみは原則対象外です。
Q3. 申請にはどんな書類が必要ですか?
A.gBizID、事業計画書、費用見積書など。詳細はIT導入支援事業者と相談を。
まとめ|セキュリティ対策で信頼される飲食店へ
セキュリティ対策は、飲食店の経営においても「安心感」や「信頼性」につながる重要な施策です。2025年の補助金制度をうまく活用して、POSや予約システムを安全に導入し、顧客にもスタッフにも選ばれる店舗づくりを目指しましょう。
関連リンク|補助金制度ごとの詳細記事
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