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【第18回】飲食店のブランディングとリピート戦略|“記憶に残る店”をつくる方法

「味は良いのに、なぜかリピートされない…」

飲食店の開業後、生き残れるかどうかを左右するのが“ブランディング”と“リピーター獲得”です。
小規模店舗こそ実践すべき、成功事例と戦略を解説します。


ブランディング=「選ばれる理由」をつくること

飲食店のブランディングとは、店のイメージや印象を明確に伝える設計のこと。
競合が多い中で、なぜお客様に「この店がいい」と選ばれるかが鍵です。

ブランディングの基本要素

要素具体例
店名・ロゴコンセプトに合ったネーミングと印象に残るロゴ
店舗デザイン内装・照明・器など、コンセプトに一貫性を持たせる
接客スタイル丁寧さ・親しみやすさ・スピード感など
味・提供スタイル看板メニューの味と提供方法にオリジナリティを持たせる
SNS・Web写真や言葉づかい、投稿頻度もブランディングの一部

記憶に残る店には「一貫性」がある

どんなジャンルでも、「なんとなく統一感があるお店」は強い。
逆にバラバラな印象では、お客様は忘れてしまいます。

例:カフェ業態のブランディング実例

  • 店名:季節のフルーツを使った店 →「果実の音」
  • ロゴ:フルーツと楽譜をモチーフにしたアイコン
  • 器:全て作家ものの陶器で統一
  • 音楽:BGMもジャズやボサノバ系で一貫
  • SNS:自然光で撮った料理と“今日の果物”を毎日投稿

リピーターを生む仕掛けとは?

ブランディングで「初回来店」を成功させた後は、いかに**再来店(リピート)**を生むかが重要です。

リピート戦略7つのポイント

  1. SNSフォロー誘導:来店時にInstagramなどのフォローを促す
  2. 季節限定メニュー:再訪のきっかけになる
  3. 会員制度・LINE登録:ポイント・特典を用意
  4. 記念日クーポン配信:誕生日・来店日記録を活用
  5. 接客時の名前呼び:名前を覚えられると特別感アップ
  6. 口コミ促進:Googleレビューや食べログに誘導
  7. 手書きメッセージカード:感謝と距離感を縮めるアナログ戦略も有効

💡こんなリピーターが店を育てる

リピータータイプ特徴
常連(週1〜)提供の最適化・新商品ヒントにもなる
イベント客誕生日・記念日などの予約率が高い
SNS経由客写真を投稿してくれる“宣伝担当”にもなる

ブランディングとリピート戦略は連動している

たとえば…

  • 統一感ある内装 → 写真映え → SNSシェアされやすい
  • 名前入りのお礼状 → 感動 → 再訪 → 常連化
  • 定期的な限定メニュー → 飽きさせない → 毎月来る理由に

やってはいけない失敗例

NG例改善策
SNSが放置気味毎週1回でも継続することが信頼に
日替わり内容がバラバラ一貫性のあるテーマで展開する
無記名のDMばかり名前・来店歴などパーソナライズする

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まとめ|“好きになってもらえる店”を目指そう

ブランディングとリピート戦略は、「また来たい」と思ってもらえる仕組み。
それは味や価格だけでなく、記憶・体験・感情に訴えかける力です。
小さなお店だからこそ、“あなただけのブランド”を磨いていきましょう。

>食と空間の創造 ーその未来へー

食と空間の創造 ーその未来へー

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