飲食がこれからも必要とされ、愛される業界であるために    時代のニーズに対応する店舗、商品・メニュー開発、オペレーション作りで顧客満足度・利益向上をサポートいたします

【第12回】リピーターを生む接客と空間作り|“また来たい”と思わせる店づくりのコツ

はじめに

どれだけ新規のお客様が来ても、リピーターが育たない飲食店は経営が安定しません
逆に、「また来たい」と思ってもらえる空間と接客があれば、広告に頼らず自然と集客が生まれるのです。

本記事では、飲食店経営者・現場リーダーの方に向けて、リピーターを育てるための“接客”と“空間作り”の基本と実践例をご紹介します。


なぜリピーターが重要なのか?

  • 新規顧客の獲得コストはリピーターの5倍とも言われる
  • 常連客は客単価・来店頻度が高い
  • SNSで自然な拡散・口コミが生まれる

リピーターを生む“接客”の基本

① 覚える努力=特別感の提供

行動お客様の印象
名前を覚えて呼ぶ「大切にされてる」
前回の注文を覚えて話題にする「自分の好みを覚えてくれている」

② お客様のタイミングに合わせる

  • 一人客:静かに過ごしたい → 話しかけすぎない
  • 常連客:世間話を喜ぶ → 声かけの距離感を大切に

③ トラブル対応がチャンスに変わる

  • 料理のミス → 誠実・スピード感ある謝罪
  • 混雑時の待ち時間 → 一言フォロー、ドリンクサービス

空間が生む“また来たい”の記憶

① 「居心地がいい」はこう作る

ポイント
照明明るすぎず、目線に直射しない配置
BGMの音量、厨房音が客席に響かない工夫
香り店全体に食欲をそそる香りを保つ
清潔感トイレの清潔さは満足度に直結!

② 座席配置の工夫

  • カウンター:一人客の落ち着ける空間に
  • テーブル:グループ利用も視野に
  • ベビーカー対応:子連れにも優しい導線設計

リピートされるお店の共通点

良い点内容
一貫した世界観メニュー・BGM・内装・接客が統一されている
小さな気遣いおしぼり、ひと言メモ、予約時の確認
接客の温度感過干渉せず、でも放置しないちょうどよさ

具体的なリピーター育成施策

施策内容コスト感
スタンプカード10回で1回無料など◎低コスト
LINE公式アカウント新メニュー・限定情報配信△中程度(手間)
誕生日クーポン「特別な体験」を演出◎好印象
アンケートハガキ意見→改善→信頼獲得◎改善の宝庫

まとめ|リピート率が上がる店は“心の余白”がある

「おいしかった」だけでは人はリピートしません。
「またあの雰囲気に浸りたい」「また話したい」と思わせることが、リピーターづくりの本質です。

忙しい営業の中にも、ちょっとした“余白”を持てる店が、お客様の心に残るお店になります。


関連シリーズ記事

>食と空間の創造 ーその未来へー

食と空間の創造 ーその未来へー

飲食がこれからも必要とされ、愛される業界であるために、食の多様性、時代のニーズと共に変化していく必要がある現代お困りなことがありました是非一度ご相談ください!

CTR IMG