目次
はじめに
どんなにおいしい料理やこだわりの空間があっても、集客ができなければ飲食店は続きません。
この記事では、現代の飲食店に欠かせない「SNSと口コミの活用法」を中心に、コストを抑えながら実践できる集客戦略を紹介します。
飲食店における「集客」の基本構造
集客フェーズ | 主なチャネル | 目的 |
---|---|---|
認知(知ってもらう) | SNS、Google検索、チラシ、看板 | 名前・存在を知ってもらう |
興味(気になる) | Instagram、食べログ、Google Map | 店の雰囲気やメニューを見せる |
来店(行ってみたい) | 口コミ、レビュー、キャンペーン | 「行ってみよう」の動機をつくる |
継続(また行く) | SNS更新、LINE公式、会員制 | リピーターの獲得・育成 |
SNSは現代の「看板」!無料でできる強力集客ツール
Instagram:写真で“おいしそう”を伝える
- ビジュアルが命。盛り付け・構図にこだわる
- ハッシュタグは「地域名+料理ジャンル」がおすすめ
例)#恵比寿ランチ #中野ラーメン - リールやストーリーズで臨場感をアップ
X(旧Twitter):リアルタイム性と拡散力
- 営業情報、キャンペーン情報など速報向き
- フォロワーとの距離が近く、親しみやすい印象に
TikTok:動画で臨場感を演出
- 若年層への訴求に強い
- 調理シーンや店主の人柄をショート動画で伝えると効果的
Googleビジネスプロフィールを最優先で整備
飲食店にとってGoogleマップ上の情報=店舗の顔です。
対策ポイント
- 写真・営業時間・定休日・メニューを正確に記載
- 来店客に口コミ投稿を促す(口頭やPOPで)
- 定期的な投稿で「今の営業状況」を見せる
「◯◯(地域) ランチ」で検索されたときに上位表示されるには、Googleビジネスの更新が鍵!
💬 口コミは「他人のリアルな声」=最高の営業マン
良い口コミを増やすコツ
方法 | 説明 |
---|---|
食後のタイミングで声かけ | 「もしよかったら口コミ書いていただけると嬉しいです」 |
SNS投稿キャンペーン | 「#店名 をつけて投稿でドリンクサービス」など |
手書きPOPやレジ横告知 | 口コミへの動線を明確に |
悪い口コミの対応もチャンス
- 感謝とお詫びをまず伝える
- 改善策を提示することで誠実さと本気度が伝わる
- 放置しないことが信頼維持につながる
無料でできる集客施策チェックリスト
☑ Googleビジネスプロフィールを整備
☑ Instagramを最低週3回更新
☑ 口コミ投稿の依頼導線がある
☑ 店舗写真はプロっぽく明るく
☑ 「地域+ジャンル」ハッシュタグを活用
☑ SNSから予約・メニューに誘導できるようにする
💡 実店舗×オンラインのハイブリッド戦略を
店舗は“リアルの場”、SNSや口コミは“デジタルの場”。
両者をうまく連動させることで、集客力は何倍にも膨らみます。
- LINE公式アカウントで再来店を促進
- Instagram→ネット予約ページへ導線
- TikTok→「この動画を見た」で特典をつける
まとめ:集客=「継続」と「仕組み化」がカギ
SNSや口コミは、一度やって終わりではなく、**“育てていくメディア”**です。
投稿も改善も継続し、「お客様が発信したくなる仕組み」をつくりましょう。
関連シリーズ記事
- 【第1回】飲食店開業の全体像と基礎知識
- 【第2回】失敗しないための注意点とは?
- 【第3回】参入障壁とリスクを正しく知る
- 【第4回】成功しやすいジャンルとその理由
- 【第5回】開業準備マニュアル|物件・資金・メニュー
- 【第6回】飲食店の資金調達と創業融資の通し方
- ➤ シリーズ全体を見る